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xperia z1f (so-02f) root化手順 

今回は社員に配布しているAndroid端末 xperia z1fのRoot化に挑戦したため手順を記載しておきます。

ほかのブログにもいろいろ掲載されていますが、どれも途中から手順を省かれているものばかりのため、今回は何かあったときの初期ロム作成からRoot取得までの手順を一挙公開します。

初期ロムの取得・作成 リストアの確認

まず初期ロムをバックアップし、間違いなく初期状態に復元できるかを確認します。
初期ロムというのは現在の端末で起動ができなくなったり、間違った手順を行い起動が不可能となってしまった場合に必要となるロムですので、Root取得やシステムをいじる前に必ずこちらの初期ロム取得・作成を行ってください。

必要なツール

Sony Mobile Update Service SonyMobileUpdateServiceよりダウンロード
こちらのツールはXperiaを初期化するために必要なSony純正のソフトです。

FlashToolv 0.9.13.0  ※本家サイトからダウンロード
こちらは初期ロムやカスタムロムをPC経由で焼くために必要です。

はじめに、Sony Mobile Update Serviceをインストールし起動します。起動直後はライセンス契約に同意しますにチェックをいれスタートを押します。

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次の画面でXperia Z1f (so-02f)を選択し次へをクリックします。

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画面の指示に従い、Z1fの電源をOFFにし30秒程度おいてからボリュームダウンボタンを押しながらマイクロUSBでPCと接続します。

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次の画面ではインストールタイプを確認します。今回は初期化を行うため必要な全てのデータをバックアップしました。にチェックをいれインストールを押します。

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ダウンロードとインストールが完了するまで待ちます。

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完了しましたという画面がでてくれば、純正ツールを利用したリカバリと初期ロム作成に必要なファイルは取得できています。

次に、先ほどダウンロードした初期ロム作成に必要なファイルを確認します。

[Sony Update Service] の場合 C:Program Files (x86)Sony MobileUpdate Servicedb13740270blob_fs 以下のフォルダに入っているFILE_xxxxxxxxx(数字)というファイルをすべて任意の場所にコピーしておきます。デスクトップでもどこでもかまいません。
※2014/01/02時点では以下の3つのファイルが対象のファイルです。

FILE_279914849
FILE_280439232
FILE_280439380

FlashToolをダウンロードしインストールしておきます。

FlashToolは32BIT版と64BIT版がありますので、お使いのPCの環境に合わせて起動します。

flashtool1

flashtool1

先ほどコピーした3つのファイルを解析します。Tool>SEUS Decryptを選択

flashtool2

画面の右上、ファイル選択アイコンをクリックし、先ほどコピーしておいたFILE_xxを入れたフォルダを選択します。

flashtool3

flashtool3

そうするとAvailable Filesの一覧に先ほどの3つのファイルが確認できますのですべて右に移し、Convertをクリックします。

ファイルの解析が進むと、ファイルの選択画面が表示されます。

flashtool4

flashtool4

ファイル名を入力します。 どのような名前でも問題ありませんのでわかりやすい名前を記載してください。

Device 型番
Branding メーカー・キャリア名
Version ビルド番号

名前を入力後左のFolder Listに記載されている項目すべてを一端右側に移します。その後右側の以下の2つのみ左側に移し除外します。

・partition-image.sin・simlock.ta

flashtool6

このような状況にできたら、最後にCreateをクリックします。

flashtool8

メイン画面に戻り緑色のバーが進んで処理が開始されます。

ft9

ログの一番最後に「Bundle creation finished」と表示されれば成功です。

こちらの手順が終了するとC:flashtoolfirmwares フォルダ内にxxx.ftfという複数のファイルが作成できていると思います。
このファイルが端末が起動しなくなった際やリカバリーをPCから行う際に必要となるファイルですので、厳重に保管しておきましょう。

本当に戻るかどうかのリストア確認

先ほど作成した.ftfというファイル達をつかって本当に初期化が可能かどうかをFlashToolをつかってテストしておきます

FlashToolを起動し稲妻アイコンをクリックします。

ft11ポップアップが出てきたらFlashmodeを選択しOKを押します。

ft12

適用するファイルの選択を行います。

先ほどエクスプローラーで確認したとおりのファイルが左側に表示されていますので対象のファイルを選択します。

※右側の「Wipe」がユーザデータ削除する/しないの設定となります。チェックを行うとデータなども含めすべて初期化されます。Flashボタンを押すとSonyのソフトで初期化した時と同じような画面になりますので、Z1fの電源を切り30秒待ってから、ボリュームダウンキーを押しながら、マイクロUSBケーブルでPCと接続します。

ft15

PCにケーブルをさすと自動的に画面が切り替わり処理が開始されます。

※このとき電源をきったりケーブルを抜いたりすると端末が起動しないか予期せぬ不具合が発生しますので気をつけてください。

ft16

しばらくたつと、緑のバーが消え画面上にFlashing Finishedと表示されれば完了です。

ft17

以上で初期ロムデータ取得から、リカバリできるかどうかの確認でした。

prerooted.zipファイルを作成する。

今回からはいよいよRoot化するにあたってのファイルを作成したりしていきます。

まず表題の通り先ほど取得した.ftfファイルを元にprerooted.zipというファイルを作成します。

必要なツール

  • 7za.exe
  • ドコモ版ftf(14.1.H.0.542) ※こちらは先ほどの手順で取得したftfファイルのことです。
  • cwm_prerooted_Z1.zip

ftfから必要なファイルを抜き出し

ダウンロードした7zaをftfファイルがあるフォルダにコピーしておきます。C:flashtoolfirmwares以下

コマンドプロンプトを起動し、FTFファイルが格納されているフォルダまで移動します。

cd C:flashtoolfirmwares

次のコマンドを使用し、ftfからsystem.sinを抜き出します
(ftfファイル名は「SO-02f.ftf」を前提としていますのでファイル名が違う場合は各自読み替えてください)

7za e SO-02f.ftf system.sin

Everything is OKとでてくれば成功です。

続けて次のコマンドを使用し、ftfからkernel.sinを抜き出します

7za e SO-02f.ftf kernel.sin

そうすると、先ほどのC:flashtoolfirmwaresフォルダ内にsystem.sinとkernel.sinが生成されます。

sinファイルなどを展開

Flashtoolを用いて先ほど生成した「system.sin」と「kernel.sin」からCWMで直接焼ける純正ROMを生成する作業です。

Flashtool>tools>sin editorを選択、system.sinを格納したフォルダ(ftf、7zaと同じフォルダ)を選択、「Extract data」をクリックします。

C:flashtoolfirmwaresフォルダ内に「system.ext4」というファイルが生成されます。

同様にkernel.sinもsin editorを用いて「kernel.elf」を生成します

最終的に生成されたファイル他たちは以下のとおり

kernel.sin
system.sin
kernel.elf
system.ext4

CWM用zipファイルに2つのファイルを追加

事前にダウンロードしたcwm_prerooted_Z1.zipにsystem.ext4とkernel.elfを追加します。

今回も作業がしやすいようにcwm_prerooted_Z1.zipをC:flashtoolfirmwaresにコピーしておきます。

コマンドプロンプトを起動し、FTFファイルが格納されているフォルダまで移動します。

cd C:flashtoolfirmwares

次のコマンドを用いてsystem.ext4とkernel.elfを追加します。

7za a -tzip cwm_prerooted_Z1.zip system.ext4

7za a -tzip cwm_prerooted_Z1.zip kernel.elf

こちらで2つのファイルが追加されました。

追加されたcwm_prerooted_Z1.zipをZ1fの内部ストレージにコピーしておきます。

グローバル版Z1のftfファイルを入手してFlash toolで焼く

用意するもの

  • グローバル版Z1のFTF こちらからグローバル版Z1のFTFファイルをダウンロードしておきます。たくさんファイルがありますが、C6903 14.1.G.1.534と書いてあるものでしたらどれでもOKだと思います。

まずはじめにPCでADB shellで端末内部にコマンドで入れる環境がないとこの先すすめいません。 AndroidSDKをダウンロードしPCからADB shellできるようにしておきます。こちらの手順はあえてスキップします。※ADB関係が分からない場合はROOT化はオススメできないため。

次に、本当に自分の端末からZ1fにadb shellで入れるか今一度確認します。
※うまくいかない場合は後ほど導入するRootkitがうまく適用されなく先にするめ無くなるため。

Z1fの端末にてUSBデバッグを有効に、提供元不明のアプリを有効にしておきます。

ここからがROOT化の本番です。ダウンロードしたFTFをFlashToolを利用してz1fに焼きますが、一つでも手順を間違えるとうまくいきません。よく確認しながら作業をしてください。

flashtoolでグローバル版Z1のftfを焼きます

※ここからZ1f本体の画面が真っ暗になりしばらく何も見えなくなります。

初期ロムからリカバリーしたときと同様の手順で、FlashToolを利用してグローバル版Z1のFTFを焼きます。

ダウンロードしたグローバル版FTFをC:flashtoolfirmwaresにコピーし、FlashToolを起動します。

左側の画面でダウンロードしたグローバル版FTFファイルを選択後右側のチェックボックスを必ず以下のようにします。

Wipeは全てチェックを外す
Excludeはkernelとsystem以外にチェックを付ける
※スクロールバーがあるため全部スクロールして必ず確認してください。

準備ができたらFlashボタンをおします。

flashtool20

Z1fの電源を落とした後ボリュームダウンキーを押しながらPCに接続します。

ft15

グローバル版Z1のロムの書き込みが開始されます。

flash

初期ロムからのリカバリー同様Flashing Finishedと表示されれば完了しています。※Z1fの画面は写りません。

flash2

Rootkitを適用する

次に先ほどまで利用していたFlashToolのソフトウェアを閉じるかPCを再起動しておきます。※重要

一度うつらなくなったZ1fの電源を落とすため、ボリュームUPキーと電源ボタンを同時に長押しします。バイブレーションが連続で数回なれば電源はきれています。その後再度電源を入れておきます。電源が入ったかどうかはバイブが1回振動することを確認してください。

端末をPCとつなぎ、rootkitでroot取得&リカバリーツールインストールします。ダウンロードしてきたファイルを解凍するとinstall.batというバッチファイルがあるためこちらをダブルクリックして実行します。

ADB経由で各ファイルが適用されます。無事処理が完了すると端末が自動的に再起動がかかります。このときによく端末のLED部分をみてください。通常Z1fは起動直後はLEDが光らないのですが先ほどのRootkitを導入後の自動再起動後はLEDが数秒光っていると思います。こちらが確認できたら端末の電源をボリュームUPキー+電源ボタン長押しでOFFにしておきます。

FlashTOOLを利用して初期ROM FTFファイルからカーネルだけを焼き直す

※ここでやっとZ1fの画面が写るようになります。

再度Flashtoolを立ち上げ、稲妻アイコンをクリックしFlashmodeを選択する。

左側のウインドウで先ほど初期ROMで作成したファイルを選択し、以下のようにチェックをつける。

Wipeは全てチェックを付けない(転送したZIPが消えてしまうため)、

Excludeはkernel以外にチェックを付ける

再度Flashボタンを押して同じ手順でカーネルをFlashToolで焼きます。

flashf

CWMリカバリーを起動しcwm_prerooted_Z1.zipを適用

少し前に端末に転送しておいたcwm_prerooted_Z1.zipをCWMから適用します。
CWMに入る方法はZ1fの電源を入れた直後にLEDが光ります。その間にボリュームUPキーを連打してください。

CWMに入ったらZIPファイルを適用させます。

適用後端末を再起動するとROOT化に成功しています。 なお、リカバリーツールはZIPファイルをインストール後に消滅してしまいますので、CWMを利用したいかたは、以下のリカバリーを入手し解凍後にrun.batを適用しCWMを再導入します。

XZU-recovery4-Windows.7z

以上がXperia Z1fのROOT取得までのまとめでした。

おきまりですが、DOCOMOなどキャリアでは推奨されていない行為ですので、自己責任でお願いいたします。

googleのスマートフォンみたいなデベロッパーモードが標準で搭載されるといいですね。

2014 1月 2nd,|android|