CDN・WEB高速化ブログ

速度が遅いWEBサイトに潜む見えない脅威

WEB高速化を行うと様々なメリットがありますが、逆に高速化を行わない場合どのようなデメリットがあるのかをまず解説したいとおもいます。

レスポンスタイムがWEBサイトに与える影響

まずは、レスポンスタイムがWEBサイトにあたえる影響という有名なお話があり、

読み込み時間が1秒遅くなるとページビューは11%減少し
顧客満足度は16%下がり
コンバージョン率は7%減少する。

これをAmazonのような巨大なサイトを例にすると、1秒遅いことが年間約16億ドルの機会損失になるということ。
つまりたった1秒の差で16億ドル以上の利益を生み出すということにもなります。

3秒のお話

みなさんWEBサイト閲覧する際、どの程度表示までの時間をまてますか?私は気が長い辛抱強い人間のため10秒は全然まてる!という人もいるでしょう。

しかし一般的にWEBサイト表示まで待てる許容範囲は3秒程度といわれています。ECサイトなどはさらに3秒以内が目安です。

出典;マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2012/12/11/025/

AmazonはWEB高速化を意識して成功した

WEBを高速化してビジネスを成功させた代表的な例としてはAmazonの戦略です。AmazonはこのようなWEBサイトのレスポンスが売上に直結するということを創業当初からよく理解されてWEBをつくっていました。

Amazonはジェフ・ベゾスによって1994年7月5日に設立されました。今は沢山の商品画像が並び、関連製品が表示され、ワンクリックで決済でき、大きな画像が沢山ありますね。しかし、設立時のWEBサイト皆さんご存じでしょうか。

じつは、こんなシンプルでテキストベースのサイトでした

Amazon Web site 1994

Amazon Web Site 1997

amazon_web

amazon_web

 

1994年インターネットは今よりもっと低速で、●●Kbpsという速度が普通でした。格安SIMや速度制限がされたキャリアSIMよりも低速だったのです。そんな時代に綺麗な画像をのせてWEBが表示されるまでにかかる時間が増えればお客さんは本を買ってくれない、ということからあえて画像を使わないテキストベースの軽いサイトにしたというお話があります。

これは昔話で今は回線が速くなってるので意識する必要は無いでしょ、と感じるかもしれません。

しかし、回線が高速になるとコンテンツもリッチになるものです。テキストから画像 画像から動画のように現在では閲覧されるコンテンツ自体が莫大な量になりました。そのため、いくら回線が高速でもコンテンツ量も回線速度に比例して増えているという事実を認識しなければいけません。

ページスピードの結果で満足するのはNG

WEB高速化と検索すると様々な方法が出てきます。DBをチューニングする、静的コンテンツを分ける、CDNを利用する、PHPキャッシュをする等。

様々な高速化を試した後は一体どのくらいページスピードが変わったのか、確認しますよね?たとえば、Chromeのデベロッパーモード、Gtmetrix、等々。

しかし、ここで1秒短縮できた結果が表示されただけで満足してはいけない場合があります。通常WEBサイトはアクセスの波があり高負荷の時もあればそうで無い時もあるというのが普通です。そのため通常時はもちろん、ピーク時間もストレス無く閲覧できるかということに注目する必要があります。
従って、ベストなのはサイトのピーク時間をアクセス解析などでしっかり把握しピーク時間にスピードテストを行い問題無いレスポンスタイムなのかを確認すべきです。

弊社のCDNサービスも、いつどのようなピークアクセスが来るかお客様以上に予想がつかないため、短いサイクルで定期的にサーバーのリソース、ネットワークのレイテンシ、各拠点のトラフィックを監視しながら負荷の少ないキャッシュサーバーに瞬時にアクセスを振り分ける独自技術を採用しいつでも安定した配信を実現しています。

WEB高速化の利用はECサイトだけの話ではない

WEB高速化を重視する業種は、ECサイトなど画像を多く利用している分野に限定されるようなお話ではなくなりました。今では、ソーシャルゲームのアップデートファイル配信、電子書籍ビュアーから画像やPDFのダウンロード、電子カタログのアップデート、HDSやHLSでの動画配信なども含め様々な分野でダウンロード時の安定した速度が求められています。利用者は速度が遅いだけで、アプリを削除しブラウザを閉じてしまうという事実をどの分野でも認識しなければいけない時代になりました。

まとめ

今回は速度が遅いWEBサイトに潜む見えない脅威ということで、ページスピードの重要性について紹介しました。速度が遅いコンテンツは、見えないところで売上に直結しているということです。そのため、本当に理解している企業は裏でしっかりWEB高速化にお金をかけているのが現状です。

次回は、CDNで何故WEBが高速化できると言われているのかを解説したいと思います。

 

2015 5月 11th,|CDN|